Introduction
フィルム写真を何故初めたかというと,今しか撮れないから。数十年前だったら,写真を撮る時フィルムが使われていたと思うけど,今だったらデジカメだったり,iPhone等々フィルムを使わなくても写真を撮れますね。フィルムがなくなってしまう前に,好きなだけ楽しんでおきたいと思いませんか??ちなみに,10代〜20代位の,フィルムで写真を,自分で撮った記憶があまりない世代向けに,今更ながら勧めようと思って書いています。自分が小さい頃の写真のネガを見たことがない人も増えてきている世代だと思います。私も,小学生くらいからデジカメで撮られている気がします。その時のデータは残っているのかな??
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趣味としてのフィルム写真
フィルム写真は面倒かもしれませんが,楽しい趣味になります。写真を撮るのが好きだけど編集って面倒だよね〜という人でもオススメです。フィルムの銘柄で個性がありますから,自分に合いそうなフィルムを入れて撮るだけで良いのです。帰ってパソコンにデータを移して…なんてしなくてよいのです。代わりに街に出て,写真を撮りながら写真屋さんに現像に出してください。現像を待つ間も何か撮っていればよいのです。
ネガだとプリントも頼むと思いますが,リバーサルだと,普通プリントまでは頼みません。
小さいのは35mm判,大きいのは67です。リバーサルはフィルムが完成形と言っても過言ではないので,そのまま見ましょう。写真屋さんにライトボックスが置いてあると思いますが,自分で買っておくと,家に帰ってゆっくり鑑賞できます。仕上がったのを見て,このフィルムで撮っていたらどうなったのかな?,次はどのフィルムを使おうかな〜,このフィルムを使ってみたい!と考えたりする時間が撮る前から楽しいのです。本当に良い趣味です。
"唯一無二"のフィルム写真
フィルムで写真を撮ると,"モノ"として残ります。嵩張るから保管が面倒とかありますが,捨ててしまうとか,火事になる以外で自然になくなってしまうことはありません。ただし,劣化していきます。が,余程劣悪な環境でない限り数十年単位で残せます。デジタルであれば,"誤って"削除とか,PCやHDD・SSDが壊れた,同名で上書き保存してしまったとかで一瞬で無くなりますが劣化はしません。適切にバックアップすれば大丈夫なのかもしれません。ネガの場合だと印画紙に焼くことになります。ポジでもフィルムを直接見ます。"モノ"として残る,手にとって見ることができる,デジタルの世界では不可能ではないでしょうか。たとえそれがL判の小さい写真であったとしてもです。勿論,印刷すればデジタルも同じと言えるかもしれません。しかし,大半の人・大半の写真はPCやスマホで見て終わりではないでしょうか。光沢か無光沢か,はたまた半光沢…印画紙一つで写真の印象がガラッと変わってきます。手にとって見ることができるからこそ,です。
また,貴方が撮ったフィルムは原版です。その上,複製は出来なくはないですが現在ではデュープ(複製)用のフィルム(CDU II)が製造されていないので現実的ではないでしょう。デジタルは原版(RAWデータ)ですら複製は容易です。コピーできます。フィルムの写真なら,世界で唯一の原版を持つのは貴方だけ,と断言できます。
失敗も糧になる
撮って直ぐ確認できるデジタルでは,大抵の場合失敗写真は削除するから,どんな失敗をしたのか忘れ去られてしまうでしょう。フィルムだったら,うわ~アンダーじゃん,オーバーじゃん,ぶれてんじゃん,ピントあってない…等後日現像から上がって思い知らされる。しかも良さそうな写真と失敗を同時に認識させられてしまう。だから次の撮影で注意しようとなる。値段も安くはないし,デジタルみたいにバンバン撮りまくれないし,現像に出して受け取りに行かないといけないからミスるとショックがデカイのです。カメラの露出計の癖もわかります。このシーンはどう補正するとか,カメラの機種ごとの特性(個性)もわかってきて,意図した写真を撮りやすくなります。デジタルでも真剣に撮れば同じなのですが,すぐに確認できず,失敗を後日再確認させてくれるフィルム写真ではより多くのことを学べるといえるでしょう。
時代遅れ…にならない
フィルムという時点で時代遅れ?と言われるかもしれませんが,フィルムの製造・販売が続いているため,時代遅れではありません!(笑)デジタルカメラでは,1-2年程度で世代交代が起こります。7Dから7D2,D300sからD500みたいに長生きな(長生きさせられた?)機種もありましたが,一桁機を始め,数年で旧世代となります。世代交代で何が変わるかというと,センサーがより良いものになることが大きいかと思います。フィルム機はそもそも新しいボディーが出ないということもありますが,最高機種でも,普及機でも,センサーに相当するフィルムは同じものが使えます。それって相当すごいことですよ!プロ機でも普及機でも同じ土俵です。ボディーの操作性の違いはあれど,肝心のセンサーは同じものが使える!ということは,もし写真を長くやってそうで面倒な機材自慢のオジサンに遭遇しても,初心者だからって物怖じしなくて良いってこと!!(笑)
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