2016年11月27日日曜日

角型フィルターのススメ

Introduction

フィルターと言えば,多くの方が使用するのは保護フィルターでしょう。保護フィルターを付けない!という方も居ると思います。私は付けます。レンズキャップを外そうとして実はもう外していた事は結構ありますし,それで汚れてしまっても撮影前急いでいたりするとそのまま服で拭いてしまうので保護フィルターなら気が楽です。

保護フィルターを使わない方でも,偏光フィルター(PL, C-PL)やNDフィルターは使ったり,使わないと撮れない写真・場面も出てくるかと思います。ということでフィルターを買うことになりますが,丸型のフィルターだと所有しているレンズ全てで揃えようとすると,フィルター径毎に揃える…というタイヘンな出費が待ち構えています。勿論,大きいフィルター径で購入してステップアップリングステップダウンリングで使い回すという事もできます。但しその場合,フードの装着が困難になってしまうこともあります。

角型フィルターのススメ

大きいフィルター径のフィルターは非常に高価です。そこで,角型フィルターのススメであります。ゼラチンフィルターですが実物は,こんな感じです。

こちらが,NDフィルターとなっております。コダックはゼラチンフィルターなので,湿気や水濡れ厳禁です。透明のコーティングはしてあるので実際はある程度大丈夫ですが,端は濡れると次第にヨレヨレになってきますから,気をつけましょう。

何枚も,とは言いませんが薄いので幾つか重ねて使用しても大丈夫みたいです。

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あと,CCフィルターです。他にLBB, LBAフィルターなども有り(製造終了),色温度変換フィルターとなっていますが,面倒なので写真撮っていません。ここらへんはデジタルだとカメラのホワイトバランスや後からPhotoshopで調整できるかと思います。なのでNDのが需要あるかもしれませんね。

フジのフィルターだと,トリアセテート(TAC)製なので濡れても大丈夫ということで扱いやすいと思います。75mmの保護ボール紙はホルダーに早変わりしてくれます。便利です。

マミヤの,蛇腹フードに入れてみたところです。蛇腹フードはフィルターホルダーを兼ねていることが多いみたいです。紙のホルダーはケンコーがテクニカルペーパーマウントとして75mmと100mmで売っています。

フィルターホルダーは,このようなもので,フードを付け外しすることが出来ます。角型フィルターでも丸型にステップアップ・ダウンリングを付けたときのようにフードが付けられないというデメリットが有るのですが,フードを付けられるようになっているフィルターホルダーもあるのです。フードは何段か付けられるようになっているので最適な深さにすることが出来ます。

フィルターホルダーはアダプターを介して様々なフィルター径に対応することが出来ます。そして,75mmより100mmの方がフィルターが大きい分多くのレンズでも使えると言えるかと思いますが,その分フィルターの値段も高くなってしまいます。

フィルター単体では使いにくいので,角型フィルターを使うならホルダーやアダプターを買う必要があるのですが,それでも長い目で見ると角型のほうが安上がりだったりハーフNDみたいに出来たりと言うメリットが有ります。

フィルターケースなるものもありますが,全部埋めると結構重いので,必要そうなのだけ持っていったほうが良いですね。アマチュアなので(笑)

安い角型フィルターだと,例えばNDフィルターに変な色が被ったり,ムラがあったりするようなので,きちんとしたものを買う予算がない方は,特に富士やコダック(未だフィルター売っているのか?)のゼラチン・TACフィルターを買うと,安物買いの銭失いとならず,しっかりとした撮影が可能になるでしょう。NDフィルターだと撮影条件によって数種類用意しておきたいので,丸型を買い揃えるより角型とホルダーを買ったほうが便利で安位と思います。

丸型では,好きな位置にハーフNDを持ってこれませんが,角型だと好きな位置で効かせることが出来るというメリットも有ります。これを機にあなたもお一つ,角型フィルターいかがですか?

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