多階調印画紙を使うときは,多階調フィルターをつかいます。富士の多階調印画紙用フィルター(VGフィルター)のセットは,00から5号まで12段階のフィルターが入っています。下は00,0,1,2,3,4,5のフィルターを並べてみた図です。
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暗室でフィルムを扱う際は全暗黒にしますが,印画紙を扱う際はセーフライトなら点けても大丈夫ですよね。印画紙は特定の波長には感光しないからです。多階調印画紙ではフィルターを使用することで露光する光の波長毎での強度を変化させることでコントラストを変化させることが出来ます。そういうわけで,号数によってフィルターの色や濃度が違っているのです。フィルターは円形もありますが富士のは製造終了したようです。メーカーによってフィルターの特性が違うようですが全く使えないということはないので趣味で楽しむ分には大きな問題にならないような気がします。
引き伸ばし機(焼台)のホルダーに置きます。これは3.5号。3と1/2ですね。
入れます。最初の画像であったように,5号に近づくにつれてフィルターが(マゼンダに)濃いので露光時間を長くします。低い号数付近での交換は露光時間を変えなくても大丈夫との記載が説明書にあったのですが忘れてしまいました。
フィルターを使わないときは2号に相当するみたいです。取り敢えず焼いてみたいという方はフィルターまで揃えなくても大丈夫だったりします。また,5号で○秒,00号で△秒といったように複数のフィルターを使用するあわせ技も存在します。
私も詳しいわけではないので,ココらへんにしておきたいと思います。
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