2016年9月16日金曜日

ZENZA BRONICA ETRSi

私の初中判カメラ、ゼンザブロニカ ETRSiです。何気なく覗いた旅先のカメラ屋で購入しました。

ETRはElectronics TTL Reflexの意味があるそうです。120若しくは220のフィルムで、6*4.5 cmの写真を撮ることになります。

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ETRはモデルチェンジを繰り返し、最終型がETRSiとなるようです。一眼レフの昔のF一桁機(ニコン)であったりの高級機ではファインダーが交換できましたが(F6は出来ない)、中判カメラの多くも同様に取り外しや交換することが出来ます。上は、ウエストレベルファインダーを装着したところです。ファインダー内部は空洞で、直接スクリーンを見ますから初めて見るときは非常に驚きました。

スクリーン像を直接見ても、等倍でははっきり言ってピント合わせは難しいため、ウエストレベルファインダーにはルーペが内蔵されており、コレを用いてピントを合わせます。露出計は無いため、別に用意するか、一眼レフで露出を決めるか、人間露出計になるしかありません。

露出計は持っていないけど、中判と一眼の2台持ちはタイヘンだし、人間露出計でもないという方は、AEプリズムファインダーを使うことになろうかと思います。これはAE IIIになります。ペンタプリズムは645に対応するため非常に大きくその上ガラス製ですから、当然重くなります。コレをアイレベルまで持ち上げて手持ちで撮影する気は起きませんね。

ETRは左手側で引き蓋を挿抜します。引き蓋を挿したままでシャッターを切れないように、引き蓋が挿さっていないとフィルムホルダーは外れないようになっています。フィルムホルダーに引き蓋を挿した状態では引き蓋がロックされていて引きぬくことは出来ないようにしてあります。感光しないよう、そして引き蓋の抜き忘れでの撮影ミスが起きないよう念には念を入れてあります。

ただし、フィルムホルダーにも世代が有り、余り古いものだとこれらのフェールセーフ機能が搭載されていないものも有ります。

フィルムホルダーは、120/220別なので注意して欲しいところですが、220フィルムのリバーサルはVelvia 100しか残っていないので、220フィルムホルダーは今後オークションなどで値下がりしていくのではないでしょうか。

腐っても一桁機、のF5と並べてみました。ETRのほうが案外軽かったりします。それでいて645が撮れるのですから、大したものです。

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