2016年10月6日木曜日

衣装ケースドライボックス

写真を始めたばかりの方は,カメラの保管場所,どうしていますか?

カバン(カメラバッグ)の中に入れっぱなしであるとか,元箱に戻す等,一見丁寧に保管しているようでも,カメラにとって良くない保管方法です。カバンや元箱は通気性が悪く,レンズやカメラボディにカビが生える原因となってしまいます。特にカバンは外に持ち出したときにきれいに見えても汚れが付いているのでカメラにとって最悪の環境です。

カバンや元箱に入れて大事に保管するより,机や棚にそのまま置く方が,空気が動く分カビにくいようです。ただ,ホコリが付いてしまったり,誤って落下させる危険性もあります。そこで,安全な保管場所として防湿庫・ドライボックスの出番となります。

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防湿庫は,諭吉先生を数枚ポンと出せるのであれば電気式のものがありますが,数万だすならもっとレンズや他の機材を購入して撮影の幅を広げたほうが楽しそうですよね?

そこでより安価なドライボックスが登場するのですが,こちらは数漱石(数千円)で購入できます。蓋とドライボックスの間はシーリングをしてあり,気密性が確保されています。乾燥剤も付いてきます。しかしながら,かなり小さく,カメラボディ一台と,レンズ2-3本程度しか入らないものが多いです。ついてくる乾燥剤もおまけ程度でシリカゲルの場合はその日のうちに吸湿しきってしまい,シリカゲルでなくても数ヶ月で乾燥剤を交換しなければなりません。

小さいことは確かに良いことですが,余り狭すぎると移動させたときや取り出すときボディとレンズがぶつかることや,取り出しにくくなります。レンズを追加したとき新たに買い直さなければなりません。小さいものを購入してしまうと安物買いの銭失いになってしまいます。


そこで私は,衣装ケースをドライボックスにすることを提案します。この「衣装ケースドライボックス1号」を撮影するために使用したD610と58/1.4もこの中に収納しています。ボディ3台(35mm2台 中判1台),レンズ7本,ルーペ数本などなどを一つの衣装ケースに保管しています。
 衣装ケースドライボックスのメリットは

  • 安価で購入することができる
  • 専用のドライボックスより大容量
  • カメラ用品の乾燥剤より,安価で大容量の除湿剤を使用できる
事が挙げられます。大容量の除湿剤はタンスなどに使う汎用の除湿剤を使用します。カメラ用品のドライボックスではこの除湿剤を入れるだけでいっぱいいっぱいになってしまうため,使うのを躊躇われますが使えないことはありません。値段も3個200円弱と専用品より安価でより吸湿してくれます。湿度は40-50%程度で推移しているみたいです。湿度が高すぎるのも,低すぎるのもよくありませんから丁度良いくらいです。


気密性を高めるために,スポンジの隙間テープを使用していますが,無くても大丈夫そうです。隙間テープは200円前後なのであったほうが良いかもしれません。幅10mm程度のものがちょうどよいです。

衣装ケースドライボックス2号です。RZ67,フィルター,ファインダースクリーン予備等はこちらに保管しています。
レンズを立てているのでプチプチで倒れても傷つけあわないようにレンズを軽く巻いています。衣装ケースの底にもプチプチなど敷くと,カメラやレンズが滑りにくくなるので良いです。

遮光が必要ならアルミホイルを巻けばよく,非常に安上がりです。みなさんも衣装ケースドライボックス,どうですか?

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