2016年10月2日日曜日

Canon EF-S 24mm F2.8 STM

Introduction

Canon EF-S 24mm F2.8 STMは低価格ながら35mm判換算38mmの広角で違和感なく使用できる非常に使い勝手の良いレンズで,2014年11月に発売された比較的新しいレンズとなります。

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この状態でレンズフード装着済みというから驚きです。保護フィルターの枠並の薄さです。フードは別売りです。別売りのコストを考えると同梱にしても殆ど変わらないような気がするのでケチらず同梱してほしいと思います。フードを使わない人が多い価格帯なのかもしれませんね。

パンケーキレンズと言われるほど薄いレンズですから,被写界深度目盛・距離指標は省略されています。これも恐らく殆ど使わないと判断されたのだと思います。この価格帯であれば省略されるのもうなずけます。そもそも薄すぎて,軍艦部と重なり,見え無いと思います(笑)

軽量でつけっぱなしOK

 フードを外すと銘板が見えます。F2.8ということ,APS-Cまでの対応ということでレンズを小さくすることが出来,その分安価に抑えられるということでしょう。ちなみに後玉に非球面レンズを使用してありますが,この安さです。

STM(ステッピングモーター)によるAFで非常に静かです。合焦速度としては遅くはないです。広角ですから合焦速度は重視しなくて良いでしょう。AF-MF切り替えスイッチのみありますが,フルタイムマニュアルフォーカスに対応しています。フォーカスリングは薄くMFで使おうと余り思いませんが,フードを付けてもなお最前面で触れやすいため知らぬ間にピント位置ずれが起こらないよう注意です。

レンズが軽くて薄いため,軽量で手軽に高画質な一眼レフを楽しむことができると思います。

"寄れる"レンズ

最短撮影距離は16cmで,レンズ先端から(ワーキングディスタンスは)約9cmまで寄ることが出来,使い勝手の良いレンズです。MACROとレンズに記載されていますが,最大撮影倍率0.27倍のクオーターマクロです。

ちなみにニコンではマクロレンズと言わずに,マイクロレンズと命名しています。マクロレンズは原寸大以上の倍率で撮影する写真と本来定義されているため,ニコンでは等倍までの拡大光学系ではなく縮小光学系のレンズをマイクロレンズと正しく命名しているのです。細かいところですが,Nikonユーザーとしては24/2.8のMACRO表記は許せませんね。

閑話休題。とにかく,寄れるということをどうにかして記載したくてMACROとわざわざ書いたのだと思いますが,確かにレンズ先端から9cmということで寄れます。最大撮影倍率は大きくないので画面いっぱいに写したい!という人には物足りないかもしれませんが,寄れます(笑)野良猫撮影などでは,猫が寄ってきたとき等倍だといっぱいいっぱい過ぎる事も多々ありますから,家に愛猫愛犬などが居られる方はちょうどよいレンズとなるかもしれません。

同価格帯の50/1.8 STMと合わせて購入しても高くないため,おすすめの組み合わせだと思います。

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