Introduction
NikonのMicroレンズ,AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDについて少しだけ書きたいと思います。Nikonでは所謂マクロレンズのことを"マイクロレンズ"と呼んでいます。これはマクロというのがマクロレンズは原寸大以上の倍率で撮影する写真と本来定義されているため,ニコンでは等倍までの拡大光学系ではなく縮小光学系のレンズをマイクロレンズと正しく命名しているためです。Ai Micro Nikkor 55mm F2.8 (前編)
正しく命名している,いいですね。
どんなレンズ??
2016年12月現在,現行のマイクロレンズはFX(フルサイズ用)で60/2.8G,60/2.8D,105/2.8G,200/4Dの4本,DX(APS-C用)で40/2.8G,85/3.5Gの2本が出ています。この中でナノクリスタルコートを搭載しているのは60/2.8G,105/2.8Gの2本で,手ぶれ補正(VR)を搭載しているのは85/3.5G,105/2.8Gの2本です。つまり,105/2.8Gがなんでも入っているマイクロレンズであると,そういうことです。
スポンサードリンク
D610が初デジタル一眼レフの私はキットレンズの24-85と50/1.8Gを同時に購入し,その後すぐに追加したレンズがこの105/2.8Gでした。VR IIなのだそうです。赤いですね〜,最近のVR刻印は金色が多いようなのでいいアクセントになっています。スイッチは3種類あります。スイッチ多めで楽しいです。フォーカスリミットは全域と無限〜0.5mまでの2段階です。最短撮影距離は0.314mで等倍になります。
60/2.8GのAFは爆速なのですが105/2.8Gも普通に速いと思います。AFが迷ったときは相当遅いです。最短〜無限遠まで往復がかなり時間かかります。迷わなかったら一発でスパッと合います。フォーカスリングの回転角は225度くらいあるので微調整はしやすく流石マイクロレンズと言った感じです。そのせいで最短〜無限遠に時間がかかってしまうのだと思います。0.5m〜無限遠だと丁度90度程度なのでAFスイッチが何故0.5mなのかわかりますね。
太い鏡筒の割には前玉が小さく,少しがっかりするかもしれません。私はがっかりしました。フードを付けると花形なのでかなりかっこよくなります。フィルター径は62mmです。
レンズは750g程度でやや重い部類に入るかもしれません。バッテリーグリップをつけたりしているとカメラボディとレンズがちょうどいいバランスになるので余り気になりません。
Nikon F5と105/2.8Gの姿。フードがレンズの割にかなり長いです。中望遠なので深くしても大丈夫だからですね。フードが深いのでレンズに誤って触れてしまうことは殆ど無いです。フード先端から5cm程度で等倍となります。60/2.8Gよりワーキングディスタンスが長いので,被写体に目一杯近づかないと等倍にならないということになりません。余り近づき過ぎると,自分の影が被写体に重なることもあり,その点105/2.8Gの方が使いやすいと思います。60/2.8Gも105/2.8Gも最大撮影倍率は1.00倍となります。
105/2.8Gのいまいちポイント
ないです(笑)マイクロレンズを探している人は恐らく60/2.8Gにするか,105/2.8Gにするか迷われると思いますがそれで比較すると,- 人によっては重くて太いかもしれない
- 60/2.8Gよりは被写体に寄れない
- 口径食が大きい
くらいだと思います。口径食はそこそこあるのでモデルチェンジに期待します。。
105/2.8Gのオススメポイント
105/2.8Gのオススメポイントは沢山あるのですが大まかに言って,- 間違いない写り
- 手ぶれ補正(VR)搭載
- (かっこよくて)実用的な花形レンズフード
- 適度なワーキングディスタンス
- 持ちやすい太さ
- バランスの良い重さ
0 件のコメント:
コメントを投稿